まず整理|サブリースと普通賃貸の違い
| 項目 | サブリース(一括借上) | 普通賃貸(直接募集) |
|---|---|---|
| 家賃受取 | 保証賃料(相場の◯%) | 入居者から満額(管理委託なら手数料控除) |
| 空室時 | 賃料支払いあり(ただし免責期間・減額あり) | 収入ゼロ(募集費用が発生) |
| 賃料改定 | 定期的見直し条項あり(下げ方向の裁量) | オーナーが相場見ながら決定 |
| 原状回復 | 負担分岐は契約次第(貸主負担が増えがち) | 入退去毎に実費(ガイドライン準拠) |
| 解約 | 中途解約制限/違約金あり | 管理委託は短期で解約可が多い |
手残りの数式(ミニ)
【サブリース】
手残り(年) = 保証賃料 × 12 -(修繕・更新費)-(借上手数料/その他)
【普通賃貸】
手残り(年) =(入居中家賃 × 稼働率)× 12 -(広告料・原状回復の年平均)
-(管理手数料・修繕)
ケース比較|家賃見直し・広告料・原状回復まで
| 項目 | サブリース | 普通賃貸 |
|---|---|---|
| 賃料前提 | 保証家賃=相場の90% → 52,200円 | 満額58,000円 × 稼働率95% → 実効55,100円 |
| 募集・広告 | 0円(契約に含むが家賃見直しリスク) | 広告料0.7か月を年換算:58,000×0.7/2=20,300円/年 |
| 原状回復 | 契約次第(貸主負担が乗るケース多)仮に30,000円/年 | 60,000円/2年→30,000円/年 |
| 管理/手数料 | 借上手数料3%相当:52,200×12×0.03=18,792円 | 管理3.5%:58,000×12×0.035=24,360円 |
| 年手残り(概算) | 52,200×12 − 18,792 − 30,000 ≒ 579,? → 約579,?円 | 55,100×12 − 20,300 − 30,000 − 24,360 ≒ 約?,??円 |
契約で絶対に見る条項
- 賃料見直し条項:頻度(例:2年毎)、減額幅、協議/通知期限。
- 免責期間:空室◯日分の支払免除があるか。
- 原状回復の負担範囲:入退去時・中途解約時の負担分岐。
- 中途解約:解約可否、予告期間、違約金。
- 転貸条件:転貸先の属性・用途制限・違反時の扱い。
向き/不向きの見極め
サブリースが向く
- 遠隔保有で安定キャッシュフローを重視
- 空室リスクより予見性を優先
- 築年や立地で入替コストが高い
普通賃貸が向く
- 相場賃料が強く、CVRを上げる運用に自信
- 写真・導線・リフォームで賃料維持/微増を狙える
- 入替費用の最適化に取り組める
よくある質問
サブリースは“必ず得”では?
得失は条件次第です。家賃再査定と免責期間、原状回復負担を踏まえた実質手残りで比較が必要です。
途中で普通賃貸に切り替えられる?
契約満了を待つか、中途解約条項に従い違約金/予告期間を満たせば切替可能なケースがあります。事前に募集スケジュールを組むと空室期間を圧縮できます。
まとめ
サブリースの価値は“安心の価格”。普通賃貸の価値は“相場の伸びしろ”。契約条項と数式で手残りを可視化し、自分の運用スタンスと物件特性に合う方式を選びましょう。
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